みやしんブログ(宮川森林組合)

未来に引き継ぐ豊かな森林。緑の森や林を守り育てる仕事をしています。
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7月、アロマ現地見学と蒸留体験

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「Odai」アロマ商品を販売してくださっているパートナーのかたに、アロマ製造の現場を体感していただく機会を…ということで、アロマ見学会を開催しました。

 

「Odai」アロマ商品の背景を体感していただき、これからの販売に役立てていただくことが目的です。

 

 

〇広葉樹の植栽地

 

最初に、広葉樹の植栽地をご案内しました。

 

あまり手入れされていないスギの人工林の隣に、自然な感じで木が茂っている一角があります。

こちらが、10年ほど前から広葉樹の植栽を始めた場所です。

 

(この場所の植栽当時のようすが、こちら)(植栽から6年後

 

広葉樹の植栽地

 

 

近づいてみると、網で囲われた場所の内側に、所せましといろいろな樹木が生い茂っているのがわかります。

こちらの囲いが、パッチディフェンス、鹿よけの柵です。

 

広葉樹の森

 

 

あふれんばかりのイタヤカエデ。

よく見ると、葉っぱの先端がちぎれているところも。

鹿の届くところは、かじられたような様子。

 

2、30年前なら、伐採後に放置した土地にも雑木の種が落ちて、自然と、実生の樹々の森が育っていったかもしれません。

しかし、植物を食べ、木の皮をはぐ鹿が増え、獣害が深刻となってしまった今日では、自然に森が育っていくことはできません。

 

イタヤカエデ

 

 

青々と茂るイタヤカエデたち。

パッチディフェンスの内側は、鹿に食まれることのない、樹々の楽園です。

 

イタヤカエデ

 

 

イタヤカエデ

 

 

広葉樹をまじえた自然配植による植栽では、

5年、10年、50年、100年…後の森を想像し、

森を形成していく過程で、いろいろな役割をもった樹々を配置していきます。

 

こうして10年を経た森をながめて、その景観を、植生を、発育状況を観察して、

また、次の新しい植栽へとフィードバックして、活かしていきます。

 

広葉樹

 

 

「Odai」の広葉樹アロマの商品を語るとき、

広葉樹をまじえた植栽への取組みを知っていただくことが、とても大切だと考えています。

 

旧宮川村地域では、13年前の災害のとき、豪雨による河川の氾濫によって

川沿いのスギヒノキの人工林は根こそぎ流されてしまいました。

 

この跡地へ、自然の立地を考慮して始めたのが、

大台町という多様な樹木を育んできた土地での、広葉樹をまじえた森づくりへの取組みです。

 

(宮川森林組合の取組みについての過去記事は、こちら

 

 

広葉樹

 

 

どういう思いで、どういう森を作りたいのか。

その森が、人間の経済活動や生活環境に、どのようにかかわっていくことを想定して植えるのか…。

 

植栽地が森に育っていくためには、10年、20年、50年と時間が必要です。

森が育っていく間も、一部の広葉樹を収穫して、商品として販売していくことができたなら、

広葉樹の森づくりが、森林を中心とした経済活動の一環として、しっかりと定着していくのだろうと思います。

 

 

 

〇地域性苗木

 

広葉樹の森づくりをしていくのに欠かせないのが、大台町の樹木から採種した種から育てた地域性苗木です。

 

遺伝的にも、大台町の風土にあった、多種多様な樹木の苗木を、大台町苗木協議会のみなさんが育ててくださっています。

 

苗畑

 

 

見学会では、協議会会長の苗畑を見学させていただきました。

たくさんの苗木が、1つ1つポットにはいった状態で育てられています。

 

苗畑

 

 

苗畑

 

 

すぐに発芽するもの、3年ほどで発芽するものなど、発芽して、生育していくまでの時間はさまざまです。

樹木の種子は、自分が運ばれていった場所で、効率よく生育していくためにできているのでしょう。

 

地域性苗木

 

地域性苗木

 

 

いろんな広葉樹の苗木がぐんぐん生長しています。

 

地域性苗木

 

 

広葉樹にまじってモミも発芽していました。

 

山の土やもみ殻、ピートモスなどで、しっかりと土づくりをして、栽培します。

夏の水やりや草取り、冬には霜で苗が浮いてしまうのを防いだりと、いろいろと手間をかけて育てられていきます。

 

地域性苗木

 

ナナカマド

 

地域性苗木

 

 

育った苗木は、植栽して山に還していきますが、

あまり大きく成長しないもの、枝ぶりが特徴的なものは、「実生栽」として販売しています。

 

こちらが実生栽を集めたコーナーです。

 

実生栽

 

 

〇アロマ蒸留

 

植栽地、苗畑と見学した後は、アロマの蒸留所へ。

蒸留用ではないですが、商品につかうための枝がきれいにまとめられていました。

 

枝

 

 

水蒸気蒸留法の説明です。

たくさんの材料から、ていねいに時間をかけて、わずかな精油を抽出している様子を見学していただきました。

 

アロマ蒸留

 

 

最後に、エッセンシャルオイルとアロマウォーターを使ったスプレー作りの体験をしました。

 

アロマスプレー

 

 

森林組合がなぜ、広葉樹アロマ商品を製造して販売しているのか、

広葉樹の森づくりからお伝えすることができた見学会になったかと思います。

 

 

 

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